概要と前提条件
はじめに
Amazon ウェブサービス(AWS)は、最大手のクラウドプラットフォームプロバイダーであり、200 以上のフル機能のサービスを世界中のデータセンターから提供しています。Parallels RAS 19 は、Parallels RAS の既存の技術的機能に加えて、Amazon EC2 のワークロードを統合、構成、保守、サポートしたり、アクセスを確保したりする機能を提供します。
マルチセッション(RDSH)、シングルセッション(サーバーベース VDI)のサーバー OS、およびその他の Microsoft OS(ライセンスを保有している場合)をサポートしています。AWS での Microsoft オペレーティングシステムの使用に関する詳細については、https://aws.amazon.com/windows/faq/ を参照してください。
Parallels RAS Console には、以下のような機能があります。
- Amazon EC2 インスタンスの管理
- テンプレートの作成と管理
- インスタンスプールの作成と管理
- 自動スケーリングの構成
- スケジュールによるインスタンスの有効化、再起動、起動、シャットダウン
- イメージの最適化を構成
- FSLogix プロファイルコンテナーと MSIX app attach を使用
- インスタンスタイプ、ストレージタイプの変更
前提条件
- AWS のアカウント。まだアカウントをお持ちでない方は、aws.amazon.com/ec2/ で無料でアカウントを作成できます。
- Amazon EC2 のクローンインスタンスをドメインに参加させるための Microsoft Active Directory 環境が稼働している。
- 仮想プライベートクラウド(VPC)を仮想ネットワークとして事前構成済みで、セキュリティグループが EC2 インスタンスの仮想ファイアウォールとして機能している。
- Amazon EC2 インスタンスが事前構成済み(後で Parallels RAS テンプレートとして使用、Windows Server 2012 から Windows Server 2022 までの OS で動作)。