CPU 最適化の構成
CPU 最適化機能では、必要に応じて CPU のロードバランスを最適化することができます。CPU ロードバランサーを構成すると、プロセスによる CPU の使用率が指定値を超えた状態が、指定した秒数の間継続した場合、そのプロセスの優先度が下げられます。そのプロセスの使用率が一定の割合以下になってから一定の秒数が経過すると、ロードバランサーにより、優先度が元のレベルに戻されます。
CPU の最適化を構成するには、[CPU 最適化を有効にする] オプションを選択して、以下のように値を指定します。
開始
CPU の最適化を有効にするタイミングを指定します。[合計 CPU 使用率のしきい値] フィールドで、システム全体の CPU 使用率をパーセントで指定します。
CPU 条件
特定のプロセスが指定された CPU パーセンテージを超えるか下回る場合のプロセスごとのしきい値を指定します。ここでは、[クリティカル] と [アイドル] の値を指定できます。CPU ロードバランサーは、これらの値を基準に他の優先順位を調整します。
CPU 使用率の値は、[ロードバランス] タブで設定した Agent の更新時間に基づいて減衰および計算されることに注意してください。
除外
[除外] リストを使用して、CPU 最適化から除外するプロセスを指定します。[タスク] > [追加] をクリックしてプロセスを選択します。リストからプロセスを削除するには、削除するプロセスを選択して、[タスク] > [削除] をクリックします。
クリティカル/アイドルの値が不適切な場合、問題(不適切な構成によりプロセスがアイドルになる)が発生する可能性があります。CPU 使用率カウンターの取得に問題がある場合は、最適化を適用できません。
ログファイルは %ProgramData%\Parallels\RASLogs\cpuloadbalancer.log にあります。しきい値を確認するためにログを使用してください。Windows では、CPU 使用率パフォーマンスカウンターを確認することができます。