Parallels Client の種類とビルド番号によるアクセスの制限
Parallels Client による Parallels RAS ファームへの接続や公開済みのリソースの一覧表示を可能にするため、Parallels Client の種類とバージョン番号に関して最低要件を指定することができます。さらに、Parallels Client のセキュリティパッチレベルを設定することができます(このセクションで後述)。
Parallels Client の要件を指定するには、次の操作を実行します。
- RAS Console で、[接続] カテゴリーを選択し、[許可されたデバイス] タブを選択します。
- [最新のセキュリティパッチを適用したクライアントのみ許可する] オプションは、Parallels Client のセキュリティパッチレベルを指定します。このオプションを選択すると、最新のセキュリティパッチを適用したクライアントのみが Parallels RAS への接続を許可されます。通常、このオプションは、脆弱性から環境を保護するために選択する必要があります。セキュリティパッチがインストールされていない古いバージョンの Parallels Client を使用する必要がある場合のみ、このオプションをオフにしてください。詳細については、次のナレッジベースの記事を参照してください: https://kb.parallels.com/en/125112。
- [モード] ドロップダウンリストで、次のオプションを選択します。
- すべてのクライアントにシステムへの接続を許可: 制限はありません。Parallels Client のすべての種類とバージョンにフルアクセスが許可されます。
- 選択したクライアントのみにシステムへの接続を許可: Parallels RAS ファームへの接続を許可する Parallels Client の種類とバージョンを指定できます。[クライアント] リストで、希望する Parallels Client の種類を選択します。[最小ビルド番号] の値を設定するには、クライアントタイプを右クリックして、[編集] を選択します。[最小ビルド番号] 列にバージョン番号を直接入力します。
- 選択したクライアントのみに公開した項目の一覧表示を許可: 公開済みのリソースをリストに表示できる Parallels Client の種類と番号を指定できます。上記のオプションと比較して、このオプションでは、Parallels Client から Parallels RAS への接続は制限されません。このオプションを選択したら、[クライアント] リストで、希望する Parallels Client の種類を選択します。[最小ビルド番号] の値を設定するには、クライアントタイプを右クリックして、コンテキストメニューで [編集] を選択します。[最小ビルド番号] 列にバージョン番号を直接入力します。
制限が設定され、ある Parallels Client がリストから除外された場合、このクライアントを実行しているユーザーには該当するエラーメッセージが表示され、システム管理者に問い合わせるように勧められます。