アーキテクチャの説明

RAS マルチテナントアーキテクチャを使用した標準的な Parallels RAS の展開環境を以下の図にまとめます。

  • ファイアウォールと HALB は DMZ にインストールされていて、各テナントが共有します。
  • テナントブローカーは、共有の RAS Secure Gateway と HALB をホストするための特別な RAS インストールであり、RAS のアクセスレイヤーも使用できます。テナントブローカーをインストールするには、Parallels RAS インストーラーで [Parallels RAS テナントブローカー] オプションを使用します。テナントブローカーは、専用ドメインにインストールすることも、ドメインの外にインストールすることもできます。
  • テナントファームは、オンプレミスの RAS 環境の場合と同じように展開され、テナントブローカーに接続します。各テナントファームには、独自の RAS Connection Broker と、公開リソース(VDI、RD セッションホスト、リモート PC)をホストするサーバーがあります。ローカルの RAS Secure Gateway と HALB は不要です(サードパーティのロードバランサーも不要です)。
  • テナントをテナントブローカーに接続すると、各テナントがテナントブローカーでテナントオブジェクトとして表示されます。
  • Parallels Client (プラットフォーム固有の Client また Web Client のいずれも)は、テナントブローカーで共有ゲートウェイに接続します。クライアントがユーザーポータルに接続すると、クライアントの所属先の対応するテナントのテーマが常に使用されます。
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