スケジューラーを使用する(Azure Virtual Desktop)
[スケジューラー] タブでは、指定した時刻から指定した期間だけオフラインにすることで、1 つまたは複数のホストまたはホストプールのメンテナンス時間枠をスケジュールすることができます。また、1 つまたは複数のホスト/ホストプール全体の再起動、起動、シャットダウンをスケジュールすることもできます。
メンテナンス時間枠を構成するには、以下の操作を実行します。
- [タスク] > [追加] > [ホストを無効化] または [ホストプールを無効化] をクリックします。どちらのシナリオも同様に構成されます。
- [一般] タブで、[スケジュールを有効化] オプションを選択します。
- このスケジュールの名前と説明(オプション)を指定します。
- [利用可能] リストでホスト、またはホストプール(選択したアクションに応じて)を選択し、[追加] をクリックします。[対象] リストにホスト(またはホストプール)が表示されます。
- [トリガー] タブを選択し、このイベントの開始日、開始時刻、期間、および繰り返しの設定を指定します。これを 1 回限りのイベントにするには、[繰り返し] フィールドで [なし] を選択します。
- [オプション] タブを選択します。ここでは、ホストがオフラインになる前にユーザーに送信されるメッセージを構成できます。[タスク] > [追加] をクリックして、メッセージのタイトル、本文、送信する期間を指定します。
- [オプション] タブの [無効時の処理] オプションでは、スケジュールされたタスクが発生したときに現在のセッションに対して何を実行するかを指定できます。ドロップダウンリストから必要なオプションを選択します。
- [OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
再起動のスケジュールを構成するには、以下の操作を実行します。
- [タスク] > [追加] > [ホストを再起動] または [ホストプールを再起動] をクリックします。
- [トリガー] タブで、スケジュールのプロパティは、上述の”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。さらに、”ホストプールを再起動”タスクに以下のオプションを指定します。
- 終了: タスクを完了するまでの時間を指定します。
- [オプション] タブで、スケジュールのプロパティは、上述の”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。さらに、次のオプションを指定します。
- [ドレインモードを有効化] および [指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動]。これら 2 つのオプションは組み合わせて使用できます。ドレインモードを選択した場合、次のように動作します。タスクが発生すると、ホストへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、または指定した時間の後にサーバーを強制的に再起動の時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーが再起動されます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。
- 現在非アクティブのホストにスケジュールを適用する: このオプションは、[ドレインモードを有効化] オプションが選択されている場合に有効になります。このオプションを選択すると、活動していないホストも再起動されます。
- [OK] をクリックしてスケジュールを保存します。
起動のスケジュールを構成するには、以下の操作を実行します。
- [タスク] > [追加] > [ホストを起動] または [ホストプールを起動] をクリックします。
- [一般] タブで、スケジュールのプロパティは、”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。唯一の違いは、ホストプールの [タイプ] ドロップダウンリストで、追加するホストプールの種類を選択できることです。
- [トリガー] タブで、スケジュールのプロパティは、上述の”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。
- [オプション] タブで、次のオプションを指定します。
- メンバーの割合: このオプションを選択して、各プールで起動する必要のあるホストの割合が指定します。
- 開始するメンバーの数を指定: このオプションを選択して、各プールで起動する必要のあるホストの数を指定します。
スケジューラーの使用方法の詳細については、「RD セッションホスト」の「スケジューラーの使用」を参照してください。同トピックでは、RD セッションホストでスケジューラーを使用する方法を説明していますが、機能は同じです。
シャットダウンのスケジュールを構成するには、以下の操作を実行します。
- [タスク] > [追加] > [ホストをシャットダウン] または [ホストプールをシャットダウン] をクリックします。
- [一般] タブで、スケジュールのプロパティは、”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。
- [トリガー] タブで、スケジュールのプロパティは、上述の”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。
- [オプション] タブで、スケジュールのプロパティは、上述の”ホストを再起動”タスクと同じ方法で指定します。
再作成のスケジュールを構成するには、以下の操作を実行します。
[タスク] > [追加] > [テンプレートからホストを再作成]、または [テンプレートからホストプールを再作成] をクリックします。
- [一般] タブで、スケジュールのプロパティは、”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。
- [トリガー] タブで、スケジュールのプロパティは、上述の”ホストを無効化”タスクと同じ方法で指定します。
- スケジュールのプロパティは、[オプション] タブで、上述の”ホストを再起動”タスクと同じ方法で指定します(以下のオプションは除く)。
- 強制的にホストを再作成するまでの時間(ホストの場合)および強制的にホストプールを再作成するまでの時間(ホストプールの場合): これらのオプションは、 [ドレインモードを有効化] オプションと連携して動作します(上記を参照)。タスクがトリガーされると、サーバーへの新しい接続は拒否されますが、アクティブなセッションは引き続き実行され、再接続されます。すべてのアクティブなユーザーセッションが終了したとき、またはこれらのオプションで指定した時間に到達したときのどちらか早い時点で、サーバーが再作成されます。アクティブユーザーの作業が失われることのないよう、ユーザーに対する作業を保存してログオフすることを促すメッセージを作成します。