Parallels RAS Reporting のインストール
Parallels RAS Reporting をインストールするには:
- Microsoft SQL Server Reporting Services がインストールされているサーバーにログインします。使用しているアカウントに管理者特権(AD)が付与されていることを確認してください。
 - Parallels RAS Reporting の最新バージョンを https://www.parallels.com/products/ras/download/links/ からダウンロードします。
 - 
          ダウンロードしたら、
          
RASReporting-xxx.msiファイルをダブルクリックして、インストールウィザードを実行します。 - 
          画面の指示に従って、
          
           「データベース接続」
          
          のページに進みます。SQL Server データベースエンジンのロケーションを指定する:
          
- ロケーション: SQL Server データベースエンジンと SSRS をローカルサーバーにインストールしている場合、 [ ローカルホスト] を選択します。SQL Server が異なるサーバーにインストールされている場合、 [ リモート] を選択して、サーバー接続のプロパティを指定します(以下を参照)。
 - サーバー: [ リモート] を選択する場合、SQL Server がインストールされたサーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。
 - ユーザー名: SQL Server にログインするためのユーザー名を指定します。
 - パスワード: パスワードを指定します。
 
 - 同じページで SQL Server のインスタンス名を指定します。デフォルトのインスタンス名は RASREPORTING です。別のインスタンスを使用したくない場合は、このページでインスタンスを指定できます。インスタンスが存在しない場合は、最初に作成する必要があります。
 - [次へ] をクリックします。
 - [レポートユーザーの表示] ページでは、RAS レポートデータベースへのアクセス権限を付与する Active Directory ユーザーを指定する必要があります。デフォルトのユーザーは”rasreportingview”です(なお、ここで使用する前に、Active Directory でユーザーを作成する必要があります)。必要に応じて別の Active Directory ユーザーを指定することもできますが、レポートを表示する前に RAS Console のレポート設定を変更する必要があります(この変更については、本章の後半で RAS のレポート設定について扱う際に説明します)。
 - [次へ] をクリックして Parallels RAS Reporting をインストールします。
 
RAS Console での RAS Reporting の構成
Parallels RAS Reporting を構成するには:
- Parallels RAS Console にログインします。
 - [管理] カテゴリーを選択し、右ペインの [ 報告] タブをクリックします。
 - [報告] タブで、 [RAS Reporting を有効化] オプションを選択します。
 - [サーバー] フィールドでは、SQL Server インスタンスをホストするサーバーの FQDN または IP アドレスを指定します。 [ ポート] フィールドの値は、RAS Connection Broker からのデータ受信サービスに使用されます。デフォルトのポートは 30008 です。
 - 
          以下のいずれかのユーザーログインオプションを指定します:
          
- ユーザーにログイン情報の入力を求める - このオプションを選択すると、Parallels RAS Console のユーザーは、レポートを実行する前に認証情報を入力するよう求められます。
 - 次の資格情報を使用 - このオプションが選択された場合、指定されたユーザー名とパスワードが使用されます。デフォルト(ビルトイン)のユーザー名は RASREPORTINGVIEW です。RAS Reporting をインストールしたときに別のユーザーを指定した場合は、ユーザーの認証情報をここで指定します。
 
 - データベース接続をテストするには、 [ 接続をテスト] ボタンをクリックします。
 
詳細設定を構成する
これらの設定は任意です。必要に応じて設定してください。
詳細設定にアクセスするには:
- [管理] > [ 報告] タブページで、 [ 追跡設定] ボタンをクリックします。 [ 詳細設定] ダイアログが開きます。
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           [セッション情報]
          
          セクションで、次のオプションを指定します。
          
- 追跡を有効化 :セッションデータを記録します(サーバーレポート以外のすべてのレポートに影響します)。
 - 情報を次の期間保持 :どのくらいの期間、情報をデータベースに保存するかを選択します。
 
 - 
          
           [サーバーカウンター情報]
          
          セクションで、以下を指定します。
          
- 追跡を有効化 :選択すると、サーバーカウンターのデータを記録します(サーバーレポートのみに影響します)。
 - 情報を次の期間保持 :どのくらいの期間、情報をデータベースに保存するかを選択します。
 - 変更が次の数字よりも多い場合に CPU/メモリカウンターを追跡(%) :この 2 つのオプションを使って、データの記録に必要な CPU とメモリーの最小使用量を設定します。
 
 - [カスタムレポート] セクションを使用して、Parallels RAS Console のカスタムレポートを有効化できます。 [ カスタムレポートを有効化] オプションを選択して、カスタムレポートが保存されるフォルダー名を指定します(またはデフォルト名の”カスタムレポート”を使用します)。これは SQL Server Reporting Services 側に配置された仮想フォルダーであることに注意してください。このため従来のようにパスではなく、名前を指定する必要があります。レポートが含まれる他の定義済みフォルダーとともに、 [ レポート] カテゴリ内の Parallels RAS Console のフォルダーが表示されます。