このガイドで使用される用語と略語
用語/略語 |
説明 |
RAS Console |
Parallels RAS Console。 RAS Console は、Parallels RAS の構成、管理、実行に使用する主要なインターフェイスです。管理者は、RAS Console を使用して、ファーム、サイト、RD セッションホスト、公開済みのリソース、クライアント接続などを管理します。 |
カテゴリー |
RAS Console では、メインウィンドウの左ペインに [カテゴリー] が表示されます。各カテゴリーは、特定のタスクまたは操作に関連するいくつかの設定で構成されます。 カテゴリーには、[開始]、[ファーム]、[ロードバランス]、[公開]、[ユニバーサルプリント]、[ユニバーサルスキャン]、[接続]、[デバイスマネージャー] などがあります。 |
ファーム |
Parallels RAS ファームは、一括管理を目的としたオブジェクトの論理グループです。ファーム構成の情報は単一のデータベースに保存され、ファームを構成するすべてのオブジェクトに関する情報がそこに保存されます。ファームには少なくとも 1 つのサイトが必要ですが、必要な数のサイトで構成することができます(以下の「サイト」を参照)。 |
サイト |
1 つのサイトは、少なくとも 1 つの RAS Connection Broker、RAS Secure Gateway(または複数のゲートウェイ)、および RD セッションホスト、プロバイダー、Windows PC にインストールされた RAS Agent で構成されます。RD セッションホスト、プロバイダー、または PC が、同時に複数のサイトのメンバーになることはできません。 |
ライセンスサイト |
Parallels RAS ファーム内で Parallels RAS ライセンスを管理するサイトです。デフォルトでは、Parallels RAS をインストールするサーバーがライセンスサイトになります。後で追加のサイトを作成した場合、そのいずれかをライセンスサイトとして指定できます。 1 つのファームに存在できるライセンスサイトは 1 つのみです。他のすべてのサイトはセカンダリサイトと呼ばれます。 注: Parallels RAS のアップデートまたはアップグレードは最初にライセンスサイトに適用する必要があります。 |
RAS Secure Gateway |
RAS Secure Gateway は、アプリケーションで必要とされるすべてのトラフィックを単一のポートでトンネリングして、安全な接続を実現します。 |
Web Client |
Web Client を使用すると、ウェブブラウザーでリモートアプリケーションやデスクトップを表示および起動できます。Web Client 機能は、RAS Secure Gateway の一部です。 |
公開 |
リモートデスクトップサーバー、プロバイダー、またはリモート PC にインストールされたアイテムを Parallels RAS 経由でユーザーに提供すること。 |
RAS Connection Broker |
RAS Connection Broker では、公開済みのアプリケーションおよびデスクトップのロードバランスが実行されます。 |
RAS RD セッションホスト Agent |
RAS RD セッションホスト Agent では、Connection Broker で必要とされる情報が Microsoft RDS から収集され、必要に応じて Connection Broker に送信されます。 |
Remote PC Agent |
Remote PC Agent では、Connection Broker で必要とされる情報がリモート PC ホストから収集され、必要に応じて Connection Broker に送信されます。 |
RAS Guest Agent |
RAS Guest Agent では、RAS Connection Broker で必要とされる情報が VDI デスクトップから収集され、必要に応じて Connection Broker に送信されます。 |
RAS Provider Agent / RAS Provider Agent |
RAS Provider Agent では、Parallels RAS Infrastructure から情報が収集され、ネイティブ API を介して VDI が制御されます。RAS Provider Agent は、RAS Connection Broker に組み込まれておりデフォルトで利用可能です。これは、Parallels RAS ファームで複数のプロバイダーを制御するために使用できます。 RAS Provider Agent は、RAS Provider Agent と同じものを指していますが、この用語は Azure Virtual Desktop(この表の最後で説明)のコンテキストで使用されます。 |
専用 RAS Provider Agent |
専用 RAS Provider Agent は、上記の RAS Provider Agent と似ていますが、重要な違いが 1 つあります。これは、Parallels RAS インストーラーからインストールする必要がある別個のコンポーネントであり、単一のプロバイダーのみを制御できます。 |
RDSH または RD セッションホスト |
RDSH は、リモートデスクトッププロトコル(RDP)をサポートするリモートクライアントがアプリケーションと制限のないデスクトップ環境にアクセスできるようにします。Windows 2008 R2 から、ターミナルサービスは RDSH に置き換えられました。 |
HALB |
高可用性ロードバランス(HALB)は、 RAS Secure Gateway に負荷分散を提供するアプライアンスです。Parallels HALB 仮想アプライアンスは次のハイパーバイザーで利用できます。Hyper-V、VMware。異なる HALB デバイスを表す複数の HALB 仮想サーバーを単一のサイトに展開できます。 |
テナントブローカー |
テナントブローカーは、共有 RAS Secure Gateway をホストする、特殊な RAS インストールです。RAS マルチテナントアーキテクチャに不可欠な部分です。 |
テナント |
テナントは、テナントブローカー(上記参照)に参加する RAS ファームです。共有 RAS Secure Gateway と HALB を使用するため、別途ゲートウェイや HALB を用意する必要がありません。 |
RAS 登録サーバー |
RAS 登録サーバーは SAML SSO 認証機能に不可欠の構成要素です。Microsoft 認証局(CA)と通信し、Parallels RAS 環境内にある SSO 認証のデジタル証明書のリクエスト、登録、および管理をユーザーに代わって実行します。 |
RAS PowerShell |
Parallels RAS PowerShell では、PowerShell コマンドレットを使用して Parallels RAS の管理タスクを実行できます。コマンドレットは、Windows PowerShell コンソールで実行することも、スクリプトを書いて一般的な Parallels RAS の管理タスクを実行することもできます。Parallels RAS PowerShell の完全ガイドは、その他の Parallels RAS マニュアルとともに Parallels ウェブサイトで入手できます。 |
RAS REST API |
Parallels RAS にはさまざまな API があり、これにより API が統合されたカスタムアプリケーションを開発できます。RAS REST API はその 1 つです。 |
RAS 管理ポータル |
Parallels RAS 管理ポータルは、HTML5 ブラウザーベースのアプリケーションで、これにより Parallels RAS を管理できます。 |
RAS ウェブ管理サービス |
RAS 管理ポータルのユーザーインターフェイスを提供し、RAS REST API(上記を参照)の RESTful ウェブサービスを実装するウェブサービスです。 |
Azure Virtual Desktop |
Azure Virtual Desktop は、Microsoft Azure で実行されるデスクトップおよびアプリの仮想化サービスであり、RD セッションホストおよび VDI へのアクセスを提供します。Parallels RAS 18 は、Parallels RAS の既存の技術的機能に加えて、Azure Virtual Desktop のワークロードを統合、構成、保守、サポートしたり、アクセスを確保したりする機能を提供します。 |
FSLogix |
FSLogix プロファイルコンテナーは、パーシスタントでない環境向けのリモートプロファイルソリューションです。Parallels RAS は、RD セッションホスト、VDI、および Azure Virtual Desktop で FSLogix をサポートします。 |