準備
[準備]ページを使用して、イメージの準備ツールを選択し、構成できます。
最初に、RASprep と Sysprep のどちらを使用するかを選択します。RASprep を使用する利点と 2 つのツールの違いは下記で説明されています。
RASprep は、ベースイメージから VM を複製した後、VM で Windows を準備する Parallels RAS ツールです。RASprep は、各新規 VM の初回起動時に次のタスクを実行します。
- 各ホスト用に Active Directory で新しいコンピューターアカウントを作成します。
- ホストに新しい名前を付けます。
- ホストを Active Directory ドメインに参加させます。
Sysprep に比べて、RASprep は変更する構成可能なパラメーターの数が少なく、従って再起動の必要が少なくなるため、はるかに高速で動作します。
次の表には RASprep および Sysprep の主な違いについて説明しています。
オペレーション: |
RASprep |
Sysprep |
ローカルアカウントを削除 |
いいえ |
はい |
新しい SID を発行 |
いいえ |
はい |
ドメインから親ホストを分離 |
いいえ |
はい |
コンピューター名を変更 |
はい |
はい |
ドメインへ新しいインスタンスを招待 |
はい |
はい |
言語、地域設定、日付と時刻をカスタマイズ |
いいえ |
はい |
再起動の回数 |
1 |
2(シール、ミニセットアップおよびドメイン参加) |
準備ツールを選択した後に、次のオプションを指定します。
- コンピューター名: コンピューター名を割り当てるために使用する命名パターンです。Windows10-RAS-%ID% などです。
- オーナー名: オーナー名(オプション)。
- 組織: 組織名(オプション)。
- 管理者パスワード: ローカルの Windows 管理者パスワード。
- ドメインに参加: VM が参加するドメイン名。
- 運営管理者: ドメインアカウント。
- パスワード: ドメインアカウントのパスワード。
- ターゲット OU: 組織単位の完全な DN。[...] ボタンをクリックして Active Directory を参照し、OU を選択します。