Parallels Desktop での Boot Camp の使用
Boot Camp は Mac で Windows を起動できる macOS の機能です。すでに Boot Camp を使って Mac に Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、または Windows XP をインストールしている場合、次の 2 つのオプションのいずれかを使用して、Boot Camp を Parallels Desktop で使用するよう設定できます。
- Parallels Desktop で Boot Camp パーティションから Windows を実行する: macOS での作業中に動作させた Windows アプリケーションと、Boot Camp を使用して Mac で起動させた Windows アプリケーションでは、双方の Windows アプリケーションで行った変更が互いに影響します。
Boot Camp から Windows を起動する場合の制限事項。
- 一時停止できない
- スナップショットとして保存できない
- ロールバックモードで実行できない
- 圧縮ができない
- Windows とデータを Boot Camp から Parallels Desktop にインポートする: Windows を Parallels Desktop から実行する場合、上記の制限はありません。Boot Camp と Parallels Desktop はそれぞれ独立しています。macOS での作業中に Windows アプリケーションに加えた変更は、Boot Camp を使用して Windows で Mac を起動したときに反映されません。
Boot Camp から Windows をインポートするとき、Parallels Desktop は .hdd ファイルを作成し、Boot Camp のすべての内容をそこにコピーします。この操作の間、Boot Camp 上の最初の Windows は変更されません。必要なのは、Mac のハードディスク上の十分な空きディスク領域のみです。
Windows を Boot Camp パーティションから実行するように Parallels Desktop を設定する
- Parallels Desktop を(Applications フォルダーで)開き、[ファイル] > [新規] を選択します。
- [Boot Camp] をクリックし、画面上の指示に従います。
Windows とデータを、Boot Camp から Parallels Desktop にインポートする
- 前述の手順に従って、Boot Camp を使用するように Parallels Desktop を設定します。
- コントロールセンターから Boot Camp バージョンの Windows を右クリック(または Control クリック)し、[Boot Camp のインポート] を選択します。
- [インポート] をクリックします。
- Windows とデータを保存する場所を指定し、[選択] をクリックします。
Windows とすべてのデータが Boot Camp からインポートされます。Parallels Desktop とは別に、元の Boot Camp の Windows インストールも引き続き使用できます。
Parallels Desktop でディスク領域を節約
Boot Camp から Parallels Desktop に Windows をインポートし、その後で Boot Camp パーティションを削除することで、Mac でディスク領域を節約できます。次にその仕組みを説明します。
- たとえば、40 GB の Boot Camp パーティションがあり、20 GB のみが Windows とそのファイルに使用されているとします。その他の 20 GB は使用されていません。
- Boot Camp のインポートを選択します。Parallels Desktop は Windows とそのすべてのファイルを Boot Camp から新しい仮想マシンにコピーします。この仮想マシンが占有するディスク容量は 20 GB のみです。
- インポートが完了したら、Boot Camp パーティションを削除すると、20 GB のディスク容量を節約できます。