RAS テンプレートの作成

要件

このセクションで説明する作業を実行するには、次の要件を満たす必要があります。

  • ゲスト VM にハイパーバイザーツールがインストール済みで実行されていることを確認してください。
  • VM に Agent ソフトウェアをプッシュインストールできるアカウントの認証情報を知っていることを確認します。このような認証情報(ドメイン管理者など)を使用して Parallels RAS Console を実行する場合、Agent のインストール中に認証情報の入力は求められません。他のアカウントを使用してコンソールを実行する場合は、Agent をインストールするときに認証情報を入力するよう求められます。
  • VM で動作しているゲスト OS(Windows)は、DHCP サーバーから IP アドレスを取得するように構成する必要があります。
  • ユーザーがゲスト VM で公開済みのリソースにアクセスする場合、RDP ポートがローカルに、または VM で動作している Windows のグループポリシー経由で開いている必要があります。デフォルトの RDP ポートは 3389 です。
  • RD セッションホストテンプレートの場合、Network Discovery UDP ポート 137 をゲスト OS のドメインファイアウォールプロファイルで有効にする必要があります。これは、ドメイングループポリシーにより、またはゲスト OS で手動で実行できます。

手動でエージェントをインストール

通常、Parallels RAS Console から直接ソース VM で必要な Agent ソフトウェアをプッシュインストールします(このセクション後半で説明します)。ただし、VM の Windows で Parallels RAS インストーラーを実行して手動でソフトウェアをインストールすることもできます。このとき、[カスタム] インストールオプションを使用し、作成しているテンプレートのタイプに応じて、以下の Agent コンポーネントを選択します。

  • [バーチャルデスクトップ]: このテンプレートタイプでは、RAS Guest Agent をソース VM にインストールする必要があります。
  • [RD セッションホスト]。このテンプレートタイプでは、RAS Guest Agent と RAS RD セッションホスト Agent をソース VM にインストールする必要があります。

RAS テンプレートの作成

RAS テンプレートを作成するプロセスには 2 つのステージがあります。

ステージ 1: 最初のステージでは、Agent ソフトウェアがインストールされているかどうかをウィザードが確認し、必要な場合はインストールできます。

ステージ 2: 2 番目のステージでは、テンプレートの構成が必要になります。

各ステージは、本セクションに続くセクションで詳しく説明されています(または、上のリンクをクリックしてください)。

この章の構成

ステージ 1: Agent ソフトウェアのチェックとインストール

ステージ 2: RAS テンプレートの構成

Parallels RAS テストテンプレートウィザード

テンプレートのプロパティの変更