RD セッションホストプロパティの表示と変更注: このセクションの情報は、RAS テンプレートに基づく RD セッションホストには適用されません。そのタイプのホストには個別のプロパティがなく、RAS テンプレートレベルで管理されます。詳細については、「RD セッションホストのグループ化と複製」および「Parallels RAS テンプレート」を参照してください。 RD セッションホストを構成するには、次の手順を実行します。
デフォルト設定を使用する [サーバープロパティ] ダイアログには、タブがあり、各タブにはそれぞれに属するプロパティの個別のセットが含まれています。[プロパティ] タブを除くすべてのタブには、1 つの共通機能があります。デフォルト設定を継承する機能です。 特定のタブのプロパティにデフォルト設定を継承させる場合は、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。デフォルト設定は、以下のいずれかから継承されます。
継承されたデフォルト設定を表示または変更するには、[デフォルトを編集] リンクをクリックします([プロパティ] 以外のすべてのタブで利用可能)。これにより、[グループのデフォルトプロパティ] または [サイトのデフォルトプロパティ] ダイアログが開きます。どちらが開かれるかは、サーバーがグループに割り当てられているかどうかによって決まります(上記を参照)。それぞれの個別のタブは他のタブから独立してデフォルト設定を継承できますので注意してください。 本セクションの残りの部分は、[サーバープロパティ] ダイアログの個別のタブについて説明します。 プロパティ [ファームでのサーバー有効化] オプションをオンまたはオフにすると、サーバーを有効または無効にできます。デフォルトで、サーバーは有効です。無効にされているサーバーから公開済みのアプリケーションやバーチャルデスクトップをクライアントに提供することはできません。 このページには、他にも次の要素があります。
Agent 設定 ファーム内の各 RD セッションホストには RAS RD セッションホスト Agent がインストールされており、これを通じて他の Parallels RAS コンポーネントと通信します。Agent を構成するには、[Agent 設定] タブを使用します。 デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。上記の「デフォルト設定を使用する」サブセクションを参照してください。 特定のサーバーにカスタム設定を指定する場合は、[デフォルト設定を継承] オプションをオフにして、次の各 Agent プロパティを指定します。
2XRemoteExec の使用 2XRemoteExec は、サーバーからクライアントへのコマンドの送信を容易に行えるようにするための機能です。そのために、コマンドラインユーティリティ
2XRemoteExec の例: 次のコマンドを実行すると、使用できるパラメーターの説明がメッセージボックスに表示されます。 2XRemoteExec -? このコマンドを実行すると、クライアントでメモ帳が起動します。 2XRemoteExec C:\Windows\System32\Notepad.exe この例のコマンドを実行すると、クライアントのメモ帳で 2XRemoteExec C:\Windows\System32\Notepad.exe “C:\readme.txt” ユーザープロファイルディスク ユーザープロファイルディスクは、専用のファイル共有にユーザーアプリケーションデータを保存する仮想ハードディスクです。このディスクは、ユーザーが RD セッションホストにサインインするとすぐユーザーセッションにマウントされ、ユーザーがログアウトするとアンマウントされます。 デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。上記の「デフォルト設定を使用する」サブセクションを参照してください。 カスタム設定を使用するには、[デフォルト設定を継承する] オプションをクリアし、下記のようにオプションを指定します。 [ユーザープロファイルディスクを有効または無効にする]: ドロップダウンリストボックスを使用して、サーバーでユーザープロファイルディスクを有効にするか無効にするかを指定します。次のオプションから選択します。
ディスクの場所: 表示されるテキストフィールドで、ユーザープロファイルディスクを作成するネットワークの場所を指定します。Microsoft Windows UNC フォーマットを使用して場所を指定します(例: 最大サイズ: 許可されている最大のディスクサイズを入力します(ギガバイト単位)。 ユーザープロファイルディスクデータ設定: このボタンをクリックして、[ユーザープロファイルディスクデータ設定] ダイアログを開きます。ダイアログでは、どのユーザーフォルダーがユーザープロファイルディスクに保存されるかを指定できます。次のいずれかを選択します。
デスクトップアクセス [デスクトップアクセス] タブでは、リモートデスクトップへのアクセスを特定のユーザーに制限できます。 デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。上記の「デフォルト設定を使用する」サブセクションを参照してください。 デフォルトでは、RD セッションホストでリモートアプリケーションにアクセスできるすべてのユーザーが標準 RDP 接続経由でサーバーにも接続できます。リモートデスクトップへのアクセスを特定のユーザーに制限するには、次の手順を実行します。
このリストのユーザーは引き続き Parallels Client を使用してリモートアプリケーションにアクセスできますが、このサーバーへのリモートデスクトップアクセスは拒否されます。 注: [コンピューターの構成] / [管理用テンプレート] / [Windows コンポーネント] / [リモートデスクトップサービス] / [リモートデスクトップセッションホスト] / [接続] / [ユーザーがリモートデスクトップサービスを使ってリモート接続することを許可する] は [未構成] に設定されている必要があります。それ以外の場合、この設定が優先されます。 管理者グループのメンバーは、このリストに含められた場合でも引き続きリモートデスクトップにアクセスできることに注意してください。 RDP プリンター [RDP プリンター] タブでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。フォーマットは、サーバーのどのバージョンと言語を使用しているかによって異なる場合があります。 デフォルトの設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションを選択します。上記の「デフォルト設定を使用する」サブセクションを参照してください。 [RDP プリンター名のフォーマット] ドロップダウンリストでは、構成したサーバーに固有のプリンター名フォーマットを選択できます。 [プリンター名にセッション番号を入れない] および [プリンター名にクライアント名を入れない] を選択すると、対応する情報をプリンター名から除外できます。 |
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