リモートファイル転送を有効化または無効化

Parallels RAS を使用して、エンドユーザーはリモートでファイルをリモートサーバーに転送またはリモートサーバーから転送することができます。

注: この文書の作成時点では、ファイル転送が利用できるのは、Parallels HTML5 Client および Chrome 用 Parallels Client のみです。

Parallels RAS 管理者がセキュリティリスクがあると考える場合には、ファイル転送機能を有効または無効にすることができます。同機能をできるだけ柔軟に利用できるよう、Parallels RAS では次の 3 つのレベルでファイル転送を有効または無効にできるようになっています。

  • RD セッションホスト、VDI ホスト、またはリモート PC
  • Parallels HTML5 ゲートウェイ
  • クライアントポリシー

各レベルで構成されたファイル転送設定に関係なく、優先順位は上に記載されている順になります。たとえば、ファイル転送を Parallels HTML5 ゲートウェイで有効にし、RD セッションホストで無効にしている場合、所定の HTML5 ゲートウェイから所定の RD セッションホストに接続するすべてのユーザーにとってファイル転送が無効になります。また、RD セッションホストでファイル転送を有効にし、特定のクライアントポリシー(または HTML5 ゲートウェイ)で無効にすることもできます。このように、ファイル転送を利用できるクライアントと利用できないクライアントを制御することが可能になります。

後続のセクションでは、各レベルでファイル転送を有効または無効にする方法について説明します。

この章の構成

サーバーレベル

HTML5 ゲートウェイレベル

クライアントポリシーレベル