リモート PC の構成

リモート PC のプロパティを表示するには、ナビゲーションツリーでコンピューターを選択して、[タスク] > [プロパティ] をクリックします。[リモート PC のプロパティ] ダイアログが開きます。

プロパティ

デフォルトでは、PC はファーム内で有効になっています。PC を無効にすると、公開済みのアプリケーションとバーチャルデスクトップをサーバーから提供できなくなります。ファーム内で PC を有効または無効にするには、[リモート PC 有効化] オプションをオンまたはオフします。

リモート PC の IP アドレスまたは MAC アドレスが変更された場合は、[リモート PC] 入力フィールドおよび [MAC アドレス] 入力フィールドを使用して、IP アドレスまたは MAC アドレスを変更します。

[ダイレクトアドレス変更] オプションでは、Parallels Client が PC に直接接続するために使用できる IP アドレスを指定できます。このアドレスはダイレクト接続モードでのみ使用されます。このアドレスには、内部 IP アドレスまたは外部 IP アドレスを使用できます。

注: マシンの自動オンを可能にするには、BIOS の Wake on LAN オプションを有効にする必要があります。仮想マシンを使用している場合、オプションは通常、ハイパーバイザーによってネイティブにサポートされるか、サードパーティのソフトウェア経由でサポートされます。Wake On Lan オプションがオンになっているかどうかをテストするには、[リモート PC のプロパティ] ダイアログを閉じて、[リモート PC] リストの下にある [WOL テスト] ボタンをクリックします。

Agent 設定

ファーム内の各リモート PC には RAS Remote PC Agent がインストールされています。これにより、Parallels RAS と PC 間の接続が提供されます。この Agent は、[Agent 設定] タブページで構成できます。

  • ポート: 必要に応じて、別のリモートデスクトップ接続のポート番号を指定します。
  • 接続タイムアウト: リモート PC の接続タイムアウト値を選択します。
  • 公開セッションのタイムアウト: ユーザーが公開済みアプリケーションを閉じた後、各セッションがバックグラウンドで接続状態を保持する時間を指定します。このオプションを使用して、PC への不必要な再接続を回避します。
  • クライアント URL/メールのリダイレクションを許可: サーバーのリソースではなくクライアントコンピューターのローカルアプリケーションを使用して”http”リンクと”mailto”リンクを開けるようにするには、このオプションを有効にします。除外する URL のリストを構成するには、RAS コンソールで [ファーム] / <サイト> / [設定] に移動して、[URL リダイレクト] タブをクリックします。
  • 推奨 Publishing Agent : Remote PC Agent が通信する Publishing Agent を選択します。WAN 経由で通信している複数の物理的な場所にサイトコンポーネントをインストールしている場合、この設定が役立ちます。より適切な Publishing Agent を指定することによりネットワークトラフィックを減らすことができます。
  • [ファイル転送コマンドを許可]: リモートファイル転送機能を有効あるいは無効にできます。詳細については、 「リモートファイル転送を有効化または無効化」を参照してください。
  • ローカルでのリモートドラッグ、ドロップを許可: リモートアプリケーションのドラッグ・ドロップ機能を有効にします。このオプションが有効な場合、エンドユーザーはローカルデバイスのリモートアプリケーションにファイルをドラッグ・ドロップすることができます。たとえば、ファイルを Acrobat Reader にドラッグ・ドロップして PDF ファイルを開くことができます。またリモートサーバーなどで動作している Windows Explorer にファイルをドラッグ & ドロップすることも可能です。

    注: この文書の作成時点では、ドラッグ・ドロップ機能が利用できるのは Parallels Client for Windows および Parallels Client for Mac のみです。

RDP プリンター

[RDP プリンター] タブでは、リダイレクトされたプリンターの名前変更フォーマットを構成できます。フォーマットは、サーバーのどのバージョンと言語を使用しているかによって異なる場合があります。

[RDP プリンター名のフォーマット] ドロップダウンメニューから以下のいずれかのオプションを選択し、構成したサーバーに固有の RDP プリンター名のフォーマットを設定します。

  • プリンター名(コンピューター名から)内のセッション番号
  • セッション番号(コンピューター名から)プリンター名
  • プリント名(リダイレクトセッション番号)

[RDP プリンター] タブで指定できるその他の RDP 印刷オプションは次のとおりです。

  • プリンター名にセッション数を入れない
  • プリンター名にクライアント名を入れない

ログの構成

リモート PC はモニターされており、関連情報のログが作成されます。ログを構成し、既存のログファイルを取得するかクリアする場合、リモート PC で右クリックし、コンテキストメニューで [トラブルシューティング] > [ロギング] を選択してから、希望に応じて [構成][取得] または [クリア] をクリックします。これらのタスクの実行方法の詳細については、「ロギング」セクションを参照してください。