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高可用性ロード バランス

高可用性ロードバランス(HALB)は、ユーザーと Port Reference 間に置かれるソフトウェアレイヤーです。複数の HALB アプライアンスを同時に実行できます。1 つがマスターとして機能し、その他がスレーブとして機能します。利用できる HALB アプライアンスの数が多いほど、ダウンタイムの可能性が低くなります。マスターとスレーブのアプライアンスは、共通 IP アドレスまたは仮想 IP アドレス(VIP または VIPA とも呼ばれる)を共有します。マスターの HALB アプライアンスに障害が発生した場合、スレーブがマスターになるように要求され、マスターの地位をシームレスに引き継ぎます。エンドユーザーの接続に影響することはありません。

HALB はサイトごとにセットアップします。つまり、サイトごとに 1 つ以上の HALB が必要です。HALB はクライアントソフトウェアの単一の接触点であるため、サイトごとに 2 つ以上の HALB アプライアンスを用意して冗長性を確保することをお勧めします。

高可用性ロードバランスのセットアップは次の 2 段階で実行します。

  1. HALB アプライアンスのインストール。
  2. RAS Console での HALB アプライアンスの構成。

ハイパーバイザの前提条件

RAS Console で HALB を構成する前に、まず、HALB アプライアンスを Microsoft Hyper-V、Virtual Box、または VMware のいずれかのハイパーバイザプラットフォームにインポートします。アプライアンスは、事前に構成された仮想マシンです(オペレーティングシステムと他の関連設定が含まれます)。

Virtualbox/VMware

Virtual Box または VMware の場合、次の場所から取得した OVA アプライアンスファイルまたは zip 形式の VMDK アプライアンスファイルを使用して、このアプライアンスをインポートする必要があります。

  • VMDK: http://download.parallels.com/ras/v15/RAS_VDI_Appliance.vmdk.zip
  • OVA: http://download.parallels.com/ras/v15/RAS_VDI_Appliance.ova

OVA ファイルを使用して展開する場合、構成済みのマシン仕様とともに VM が適用されます。また、VMDK ファイルを使用する展開では、事前構成された仕様なしで VM が展開されます。この VM の最小仕様を以下に示します。

  1. 1 x CPU
  2. 256 MB RAM
  3. 1 x ネットワーク カード

Microsoft Hyper-V

Microsoft Hyper-V の場合、次の場所から取得した VDH ファイルを使用して、このアプライアンスをインポートする必要があります。 http://download.parallels.com/ras/v15/RAS_HALB_Appliance.vhd.zip

HALB アプライアンスのインストール

HALB アプライアンスは、Parallels RAS と同じローカルネットワークに接続されている独立したマシン上で動作しているハイパーバイザにインポートする必要があります。以下の手順に従って、サポートされるハイパーバイザに HALB アプライアンスをインポートします。

  1. 仮想化プラットフォームの管理コンソールから HALB アプライアンス ファイルをインポートします。
  2. 新しいアプライアンスの電源をオンにして(起動して)、[HALB - 初回起動構成] 画面を表示します。
  3. ネットワーク設定を(必要に応じて)調整し、[適用] をクリックして続行します。
  4. 構成コンソールが表示されます。これで HALB アプライアンスを RAS ファームにいつでも追加できます。

注意: 複数の HALB アプライアンスを作成するには、上のプロセスを繰り返します。

この章の構成

RAS Console での HALB アプライアンスの構成

HALB アプライアンスのパスワードの変更