HTML5 ゲートウェイ API

HTML5 ゲートウェイ API では、カスタムアプリランチャーを使用して、公開済みのアプリケーションおよびデスクトップを RAS HTML5 ゲートウェイ経由で起動することができます。

注: Parallels RAS Console の RAS Secure Client Gateway に対して [HTML5 Client] オプションが有効になっている必要があります。またゲートウェイは "サーバー名" がホスト名になっている https://server-name/RASHTML5Gateway/ に到達できなければなりません。

リンクフォーマット

次のリンクを呼び出します:

https://server-name/RASHTML5Gateway/?https://webserver.host/app.js#/launch

RAS HTML5 ゲートウェイが https://webserver.host/app.js にリクエストを送ると、次のような JSONP 書式の応答が得られるはずです。

_RASHTML5LoadApp ({

u: 'username',

q: 'password',

a: '#3',

p: 'c:\\temp\\another.txt',

extra: {

redirectPrinter: true,

redirectLinks: true,

redirectSound: true

}

});

RAS HTML5 ゲートウェイは受信データを使って JSON ペイロードで指定したオプションを使用するアプリを起動します。

サポートされている JSON パラメーター

次の表は現在サポートされているパラメーターの一覧です。

パラメーター名

説明

a

アプリケーション ID

d

ドメイン

p

アプリケーション引数

q

Password

u

ユーザー名

extra.redirectLinks

Boolean(真偽値): true = リンクをリダイレクト、false = リダイレクトしない

extra.redirectPrinter

Boolean(真偽値): true = プリンターをリダイレクト、false = リダイレクトしない

extra.redirectSound

Boolean(真偽値): true = サウンドをリダイレクト、false = リダイレクトしない

リモートアプリケーションとデスクトップの起動

ここでは、API を使用してリモートアプリケーションとデスクトップを起動する方法を説明します。

  1. 一例として、ユーザーの情報を格納するウェブアプリケーションを作成します。このアプリケーションを”webserver.host”でホストし、さまざまな”app.js”パスで要求を受け付けます。
  2. Parallels HTML5 Client は、”server-name”でホストします(https://server-name/RASHTML5Gateway)。
  3. ポータルから以下のリンクを使用して、ユーザーのウェブブラウザーの新しいタブで Parallels HTML5 Client を起動します。https://server-name/RASHTML5Gateway/?https://webserver.host/app.js#/launch
  4. このリンクから Parallels HTML5 Client がロードされます。Client はまず https://webserver.host/app.js に接続し、ユーザーの資格情報とリモート接続設定が組み込まれた JSON 応答の到着を待ちます。

    RASHTML5LoadApp ({ u: 'username', q: 'password', a: '#3', p: 'c:\\temp\\another.txt', extra: { redirectPrinter: true, redirectLinks: true, redirectSound: true } });

    ここで、

    • a: '#3' は公開元の ID です。
    • p: は、アプリを起動するためのパラメーターです。
    • app.js は、必要なすべてのパラメーターをウェブアプリケーションに渡すための手段です。ポータルからアクセスできるユーザーごと、アプリケーションごとに、動的に生成されます。たとえば、notepad_3_username-user123.js のようになります。