RDSH セッションの管理
[セッション] タブでは、RD セッションホストの現在のセッションを表示および管理できます。ページを表示するには、[ファーム] / [<サイト>] / [RD セッションホスト] / [セッション] に移動します。
注: また、[RD セッションホスト] タブでサーバーを右クリックし、[セッションを表示] を選択して、[セッション] タブを開くこともできます。これにより、選択したサーバーに属するセッションのみを表示するようにフィルターが適用された [セッション] タブが開きます。
[セッション] リストには現在のセッションが表示され、各セッションについて次の情報が記載されています。
- [サーバー]: RD セッションホスト名。
- [セッション ID]: セッション ID。
- [ユーザー]: セッション所有者。
- [プロトコル]: 使用されたプロトコル: コンソール(Parallels RAS Console 接続)、RDP(RDP 経由のリモートユーザー接続)。
- [状態]: セッション状態: アイドル、アクティブ、切断。
- [ログオン時間]: ユーザーがログオンした最後の日時。
- セッションの長さ: セッション全体の継続時間。
- [アイドル時間]: セッション全体のアイドル時間。
- [タイプ]: セッションのタイプ: 管理者、公開済みアプリケーション、公開済みデスクトップ。
- [解像度]: クライアントディスプレイの解像度。
- [色深度]: クライアントディスプレイの色深度。
- [デバイス名]: クライアントデバイスの名前。
- IP アドレス: クライアントの IP アドレス。
[セッション] リストは任意のセッションのプロパティで並べ替えることができます。リストを昇順または降順で並べ替えるには、希望する列見出しをクリックします。
単一または複数のセッションプロパティを基準としてリストをフィルタリングすることもできます。これには、虫眼鏡アイコン(右上)をクリックして、希望の列に任意の文字列を入力します。リストは入力に合わせてフィルタリングされます。
1 つのセッション(または同時に複数のセッション)を管理するには、1 つまたは複数のセッションを選択し、[タスク] ドロップダウンメニューを使用して次の動作から選択します。
- 更新: リストを更新します。
- [切断]: 選択したセッションを切断します。
- [ログオフ]: セッションをログオフします。
- [メッセージを送信]: [メッセージを送信] ダイアログを開きます。ここにメッセージを入力し、セッション所有者に送信できます。
- [リモートコントロール]: 選択したユーザーセッションをリモートでコントロールします。接続を確立するには、現在の RAS コンソール管理者のドメインまたはローカル Windows アカウントの認証情報(このコンピューターにログインするためにユーザーが使用しているもの)が使用されます。現在のユーザー(特にローカルの Windows ユーザー)が、リモートコンピューターに接続する権限を所有していないこともあるので注意してください。このような場合は、[リモートコントロール(プロンプト)] オプションを使用します(以下に説明があります)。下記の「ユーザーセッションのリモートコントロール」も重要情報がありますので参照してください。
- [リモートコントロール(プロンプト)]: 上のものと同じですが、認証情報を入力する画面が表示されます。現在のユーザーの認証情報を使用して、セッションをコントロールできない場合に、このオプションを使用します。
- [プロセスを表示]: 実行中のプロセスを表示して管理します。詳細については以下の「プロセスの管理」を参照してください。
ユーザーセッションのリモートコントロール
[リモートコントロール] メニューオプションと [リモートコントロール(プロンプト)] メニューオプション(上記参照)では、ユーザー RDS セッションをシャドーできます。以下に説明するように制限があります。
- Parallels RAS は Windows 7 および Windows Server 2008 R2 では RDS セッションをシャドーできません(Windows Server 2008 は問題ありません)。これはネイティブツールでも機能しません。
- Windows Server 2008 で実行されているユーザーセッションをシャドーする必要がある場合、RAS コンソールは Windows Server 2008 でも実行されている必要があります。RAS コンソールがそれ以降のバージョンの Windows Server にインストールされている場合、シャドーイングは機能しません。上記の問題の回避策として、Windows Server 2008 が実行されている RD セッションホストをファームに追加し、そこから Parallels RAS Console を公開して、その後でリモートでコンソールを使用して、Windows Server 2008 が実行されているユーザー RDS セッションを管理します。リモートコントロールセッションを完了するには、管理者が RAS コンソールリモートセッションからログオフする必要があります。これが Microsoft の shadow.exe ユーティリティがバー、ボタン、キーの組み合わせなどの制御を追加できる引数を何も受け付けないことによる制限です。
プロセスを管理
[タスク] > [プロセスを表示] オプションを選択すると、[実行中のプロセス] ダイアログが開き、1 つまたは複数の RD セッションホストの実行中のプロセスを表示できます。
注: また、[RD セッションホスト] タブでサーバーを右クリックし、[プロセスを表示] を選択して、[実行中のプロセス] ダイアログを開くこともできます。これにより、選択したサーバーに属するプロセスのみを表示するようにフィルターが適用された [実行中のプロセス] ダイアログが開きます。
[実行中のプロセス] ダイアログで、[以下からプロセスを表示] ドロップダウンメニューを使用し、次のオプションを使用してリストをフィルタリングします。
- 選択したセッション: [セッション] リストで選択したセッションのプロセスを表示します。
- 選択したサーバー: 選択したセッションが実行中のサーバーで実行しているすべてのプロセスを表示します。
- すべてのサーバー: 利用できるすべてのサーバーで実行しているすべてのプロセスを表示します。
1 つまたは複数の列に検索条件を指定してリストをフィルタリングすることもできます。これには、虫眼鏡アイコン(右上)をクリックして、1 つまたは複数の列に希望するテキストを入力します。リストは、指定された条件に適合した入力に合わせてフィルタリングされます。
[実行中のプロセス] ダイアログの [タスク] ドロップダウンメニューには次のオプションがあります。
- 更新: リストを更新します。
- [プロセスの強制終了]: 選択したプロセスを強制終了します。
- 公開したアイテムに進む: 実行中の公開済みリソースに属しているプロセスを選択すると有効になります。Parallels RAS Console のメインウィンドウが表示され、対応する公開済みリソースに移動します。
- [切断]: セッションを切断します。
- [ログオフ]: セッションをログオフします。
- [メッセージを送信]: セッション所有者にメッセージを送信します。
- リモートコントロール: 選択したユーザーセッションをリモートでコントロールします。
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