接続

接続プロパティを構成するには、 [接続] ノードを選択し、それぞれの子ノードを調べ、対応するプロパティを構成します。

プライマリ接続

プライマリ接続は常にプライマリ RAS Secure Client Gateway がデフォルト設定になりますが、以下の接続プロパティを変更できます。

  1. この接続のフレンドリ名を指定します。
  2. [オートスタート] オプションを選択して、Parallels Client がリモートサーバーに自動的に接続するようにします。
  3. [認証タイプ] ドロップダウンリストで、使用する認証方法を選択します。
    • [資格情報] : ログオンするために資格情報を入力しなければなりません。
    • [Single SignOn] : Parallels Client のインストール時に [Single SignOn] モジュールをインストールした場合のみ、このオプションがリストに含まれます。ユーザーがログオン時に使用した資格情報が、リモートサーバーへの接続で使用されます。
    • [スマートカード] : スマートカードを使用して認証を行う場合、このオプションを選択します。リモートサーバーに接続するとき、ユーザーはカードリーダーにスマートカードを挿入し、要求されたときに PIN を入力する必要があります。

      注: 許可された認証タイプを RAS コンソールの [接続] / [確認証明] で指定する必要があります。

  4. 必要に応じて、 [パスワードの保存] を選択またはクリアします(資格情報が認証に使用される場合)。これは、クライアントにこの接続のパスワードの保存を強制するという意味です。
  5. ドメイン名を指定します(資格情報が認証に使用される場合)。

セカンダリ接続

複数の RAS Secure Client Gateway がある場合、セカンダリ接続を定義できます。プライマリゲートウェイの接続に失敗した場合のバックアップ接続として、セカンダリ接続を使用します。

セカンダリ接続を追加するには、次の操作を実行します。

  1. [セカンダリ接続] 項目を選択します。
  2. [セカンダリ接続] ペインで [タスク] > [追加] をクリックし、サーバー名または IP アドレスを指定します。
  3. [接続モード] を選択し、必要に応じてデフォルトのポート番号を変更します。

複数のセカンダリ接続がある場合は、リスト内で上下に移動できます。プライマリ接続を確立できない場合、Parallels Client はリスト内の順番でセカンダリ接続を使用します。

再接続

このペインでは、接続が切れた場合の対応を指定します。

  • [接続が切れた場合、再接続する] : このオプションを選択すると、接続が切れた場合に Parallels Client が再接続を試みます。 [接続リトライ回数] プロパティで、リトライの回数を指定します。
  • [接続が確立されない場合にバナーを表示するまでの時間] : Parallels Client で接続バナーが表示されるまでの時間を秒数で指定します。接続バナーが表示されると、ユーザーは接続が切れたことを知って、自分で対応策を講じるようになります。

コンピューター名

リモートデスクトップセッション中にコンピューターが使用する名前を指定します。このオプションが設定されている場合は、デフォルトのコンピューター名が上書きされます。 [コンピューター名を上書きします] 設定は、サーバー側の管理者が設定したフィルターで使用されます。

詳細設定

  • [接続タイムアウト] : Parallels Client の接続タイムアウトの値。
  • 接続が確立されない場合にバナーを表示するまでの時間。 接続バナーが表示されるまでの時間を秒数で指定します。接続バナーが表示されると、ユーザーは接続できないことを知って、自分で対応策を講じるようになります。
  • [アプリケーションに接続できない場合にデスクトップを表示するまでの時間] : 公開されたアプリケーションが、このフィールドに指定された時間内に起動しない場合は、ホストサーバーのデスクトップが表示されます。これは、アプリケーションの起動中にサーバー側でエラーが発生した場合に役立ちます。サーバーのデスクトップが表示されるので、ユーザーはエラーメッセージを確認できます。

セッションの事前起動

ユーザーがリモートアプリケーションを開く時には、まずセッションを起動することが必要です。セッションの起動には時間がかかるので、ユーザーはアプリケーションが起動するまで待つことになります。ユーザーエクスペリエンス」を改善するために、ユーザーが実際にアプリケーションを開く前に、あらかじめセッションを起動できるようになっています。

セッションの事前起動を有効にするには、 [モード] ドロップダウンリストで以下のいずれかを選択します。

  • [基本] : ユーザーがアプリケーションのリストを取得した時点で、セッションの事前起動が行われます。数分以内にユーザーがアプリケーションを開くという仮定が、前提になっています。セッションは、10 分間アクティブな状態になります。その時間内にユーザーがアプリケーションを開かないと、クライアントがセッションから切断されます。
  • [マシンラーニング] : ユーザーがアプリケーションのリストを取得すると、その行動に基づいてセッションの事前起動が行われます。このオプションを有効にすると、ユーザーが特定の曜日にアプリケーションを起動する行動を Parallels Client が記録して分析します。ユーザーが通常アプリケーションを開く数分前に、セッションを開始します。

セッションの事前起動はバックグラウンドで実行されるので、ユーザーが画面上でウィンドウやメッセージボックスを見ることはありません。ユーザーがアプリケーションを開くと、通常どおり専用のウィンドウにアプリケーションが表示されます。

[セッションの事前起動を行わない] リストで、事前起動を使用しない日付を指定できます。プラス記号のアイコンをクリックして、日付を選択してください。このリストに複数の項目を組み込めます。