リソースベースのロードバランスおよびラウンドロビンのロードバランスロードバランサーは、Parallels Clients からの RDS 接続および VDI ホスト接続を適切に負荷分散することを目的として設計されています。 次の種類のロードバランスを利用できます。 
 次のサブセクションでも、この 2 つの方法について説明します。 ロードバランスのオプションは、RAS コンソールの [ロードバランス] カテゴリーで設定できます。 リソースベースのロードバランスの有効化 サイト内に利用できるサーバーが複数ある場合、ロードバランスはデフォルトで有効になっています。デフォルトのロードバランス方法はリソースベースのロードバランスです。 ラウンドロビンをリソースベースに戻すには、 [方法] ドロップダウンメニューから [リソースベース] を選択します。 リソースカウンターの構成 リソースベースのロードバランスでは、次のカウンターを使用して、各サーバーのビジー状態が比較されます。 
 すべてのカウンターが有効になっている場合、RAS Load Balancer は各カウンターの比率を合計し、最も適切な合算比率のサーバーにセッションをリダイレクトします。 等式からカウンターを削除するには、 [カウンター] セクションでカウンター名の横にあるチェックボックスをクリアします。 ラウンドロビンのロードバランス ラウンドロビンのロードバランスでは、セッションが順番にリダイレクトされます。たとえば、ファームに 2 個の RD セッションホストがある場合、最初のセッションはサーバー 1 にリダイレクトされ、2 番目のセッションはサーバー 2 にリダイレクトされ、3 番目のセッションは再度サーバー 1 にリダイレクトされます。ラウンドロビンのロードバランスを有効にするには、 [方法] ドロップダウンリストから [ラウンドロビン] を選択します。 セッションのオプション 切断されたセッションへの再接続: このオプションを有効にすると、受信ユーザーセッションは、すでに切断されたセッションのうち同じユーザーが所有していたセッションにリダイレクトされます。 クライアント IP のみでのセッションの再接続: 切断されたセッションに再接続するときに、Parallels RAS は、再接続を要求するユーザー名と、切断されたセッションのユーザー名を照合し、セッションを一致させます。このオプションを有効にした場合、Parallels RAS は、ソース IP を照合し、切断されたどのセッションにセッションを再接続するかを決定します。 [ユーザーはデスクトップごとに 1 セッションと限定する]。 このオプションを有効にすると、同一ユーザーが複数のセッションを開くことができなくなります。このオプションが機能するには、1 ユーザーにつき 1 セッションに制限するように、RD セッションホストを構成する必要があります。Windows Server 2008 では、リモートデスクトップのセッションホストの構成で、[1 ユーザーにつき 1 セッションに制限する] オプションを有効にする必要があります。Windows Server 2012(R2)では、[ローカルグループポリシー] \ [リモートデスクトップサービス] \ [リモートデスクトップセッションホスト] \ [接続] の [リモートデスクトップサービスユーザーに対してリモートデスクトップサービスセッションを 1 つに制限する] オプションがこれに該当します。 Microsoft Rd 接続ブローカーを無効にします: : このオプションが有効な場合、Microsoft RD 接続ブローカーは、RAS Publishing Agent がインストールされている場合に実行される RAS のやり取りに干渉しません。このオプションは、Windows Server 2012 以上でのみ機能することに注意してください。  | 
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