仮想ディスクと実ディスクのサポート

ここでは、Parallels 仮想マシンで使用できるディスクの種類の一覧を示し、これらのディスクで実行できる基本的な操作について説明します。

サポートされるハードディスクの種類

Parallels 仮想マシンでは、ハードディスクとして、仮想ハードディスクまたは Boot Camp パーティションのいずれかを使用できます。

仮想ハードディスク

仮想ハードディスクの容量は 100 MB~2 TB の範囲で設定できます。

仮想ハードディスクには、容量固定フォーマットまたは拡張可能フォーマットを使用できます。

容量固定

容量固定仮想ハードディスクイメージファイルのサイズは固定されています。サイズは、ディスクの作成時に決定されます。

拡張可能

拡張可能仮想ハードディスクイメージファイルは当初は小さいサイズです。この種類のディスクは、ゲスト OS で仮想ハードディスクにアプリケーションやデータを追加することで、サイズが大きくなります。

仮想マシンの作成時には、ディスクは拡張可能フォーマットで作成されます。このディスクフォーマットは、[仮想マシン構成] ダイアログボックスの [ハードディスク] ペインで変更できます。容量固定ハードディスクを仮想マシンに追加するには、ハードディスクを仮想マシンに追加するときに、[拡張可能ディスク] オプションをオフにします。

分割ディスク

どちらのフォーマットの仮想ディスクも、単一ディスクまたは分割ディスクにすることが可能です。分割ディスクは 2 GB ずつに分けられますが、1 つの .hdd ファイルとして格納されます。

注: ほとんどの場合、このタイプのディスクは必要はありません。このタイプのディスクは、FAT32 ドライブにある仮想マシンに対してのみ必要です。

Boot Camp パーティション

Parallels Desktop では、Boot Camp の Windows XP (以降)のオペレーティングシステムの使用方法として、ネイティブに(Boot Camp を使用して)ブートするか、仮想マシンで(Parallels Desktop を使用して)ブートするかを選択できます。Boot Camp の Windows パーティションは、Parallels 仮想マシンではブート可能ディスクまたはデータディスクとして使用できます。詳細については、「仮想マシンでの Boot Camp パーティションの使用」を参照してください。

: Boot Camp パーティションを使用する仮想マシンでは、スナップショットを作成したり、ロールバックモードオプションを使用したりすることはできません。

CD/DVD ディスクとそのイメージ

Parallels Desktop では、実 CD/DVD ディスクと CD/DVD ディスクのイメージにアクセスできます。

Parallels Desktop には、マルチセッション CD/DVD ディスクの使用に関する制限はありません。仮想マシンは、コピー保護ディスクに関する制限に関係なく、オーディオ CD を再生できます。

ホストコンピューターに記録可能光学式ドライブがある場合は、それを使用して仮想マシンで CD または DVD ディスクを作成できます。

Parallels Desktop は、ISO、CUE、および CCD フォーマットの CD/DVD ディスクイメージをサポートします。

注: macOS ディスクユーティリティで作成された DMG ディスクイメージも Parallels Desktop でサポートされています。この形式のイメージを作成する場合は、読み取り専用であること、非圧縮であること、およびイメージを暗号化していないことを確認してください。

フロッピーディスクとフロッピーディスクイメージ

Parallels Desktop では、次の 2 種類のフロッピーディスクを使用できます。

  • 仮想マシンに接続された実フロッピーディスクドライブに挿入された実フロッピーディスク。
  • 仮想マシンに接続された、拡張子が .fdd のフロッピーディスクイメージファイル。

Parallels Desktop は、フロッピーディスクイメージを実フロッピーディスクと同様に扱います。Parallels Desktop は、拡張子が .fdd でサイズが 1.44 MB のフロッピーディスクイメージファイルをサポートします。