Linux で Parallels Tools をテキストモードでアップグレード/インストールする

Parallels Desktop にアップグレードした後、Linux 仮想マシンで X Server の起動に失敗することがあります。この問題を修正するには、Parallels Tools をテキストモードでインストールする必要があります。

  1. 仮想マシンを起動します。
  2. X Server の起動に失敗したというメッセージが表示されたら、Ctrl+Option+F1 (Ctrl+Alt+F1)または Ctrl+Option+F2(Ctrl+Alt+F2)キーを使用して別の仮想コンソールに切り替え、ログイン情報を入力します。
  3. [処理] メニューの [Parallels Tools のインストール] を選択して、Parallels Tools ISO イメージを仮想マシンに接続します。

    注: [Parallels Tools のインストール] オプションが灰色表示になっている場合、Parallels Tools をご使用のゲスト OS でインストールできることを確認してください。Parallels Tools でサポートされるゲスト OS の一覧を確認するには、『Parallels Desktop ユーザーガイド 』の「 Parallels Tools の概要 」を参照してください。

    prl-tools-lin.iso イメージファイルが仮想マシンの CD/DVD ドライブに接続されます。

  4. 仮想マシンのコンソールで次のコマンドを入力して、 root 権限を取得します。

    su

  5. 次のコマンドを入力して、Parallels Tools CD イメージがマウントされているかどうかを確認します。

    mount | grep iso9660

    このコマンドを実行しても何も返されない場合、次の手順に進みます。

    このコマンドが次のような内容を返した場合は、

    /dev/cdrom on /media/cdrom type iso9660 (ro,exec,nosuid,nodev,uid=0)

    次の手順をスキップして以降の手順に従います。

    このコマンドが次のような内容を返した場合は、

    /dev/cdrom on /media/cdrom type iso9660 (ro,noexec,nosuid,nodev,uid=0)

    カッコ内に noexec オプションが存在するため、次のコマンドでディスクをアンマウントしてから次の手順に進む必要があります。

    umount /dev/cdrom

  6. Parallels Tools インストールディスクイメージをマウントするには、次のコマンドを入力します。

    mount -o exec /dev/cdrom /media/cdrom

    注: /dev/cdrom は仮想マシンの CD/DVD ドライブで、 /media/cdrom はこのデバイスのマウントポイントです。一部の Linux OS では、仮想 CD/DVD ドライブが /dev/sr0 または /dev/hdb 、マウントポイントが /mnt/cdrom と表示される場合があります。Linux OS には CD/DVD ドライブマウントポイントがないものがあります。この場合、マウントポイントディレクトリを手動で作成する必要があります。

  7. インストールディスクイメージをマウントしたら、次のコマンドでディレクトリを CD/DVD ドライブディレクトリに変更します。

    cd /media/cdrom/

  8. CD/DVD ドライブディレクトリで、次のコマンドを入力して Parallels Tools のインストールを開始します。

    ./install

    注: このコマンドを実行するには、 root 権限が必要です。

  9. Parallels Tools インストーラーの指示に従って、インストールを完了します。
  10. Parallels Tools のインストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。

Parallels Tools を Linux にインストールする場合の一般的な情報については、「 ゲスト Linux OS での Parallels Tools のインストール 」を参照してください。