共有設定

[共有] ペインで、仮想マシンの共有設定を表示および構成できます。

この設定を開くには、 [処理] > [構成] > [オプション]を選択し、[共有]をクリックします。

VM_Configuration_Sharing

Mac を共有する

オプション

説明

フォルダーの共有

フォルダー共有が有効になると、共有されている macOS フォルダーに Windows アプリケーション内からアクセスできます。ファイルを開くと (たとえば、多くのアプリケーションでは [ファイル] > [開く] を選択する)、共有されている macOS フォルダーは「\\Mac」とラベルの付いたネットワーク共有ディレクトリとして表示されます。

macOS フォルダーを Windows アプリケーションで共有できるようにするには、以下のいずれかを実行します。

  • ホームフォルダー内のフォルダーのみを共有するには、[共有フォルダー] メニューから [ホームフォルダーのみ] を選択します。
  • すべての macOS フォルダーを共有するには、[共有フォルダー] メニューから [すべてのディスク] を選択します。
  • 任意のフォルダを共有するには、[カスタム フォルダ] をクリックし、追加 (+) ボタンをクリックし、共有するフォルダを選択します。追加 (+) ボタンを再度クリックすると、その他のフォルダも追加できます。macOS フォルダーを Windows と共有すると、次のことを行えるようになります。
    • [オン] を選択解除し、フォルダの共有を無効にする。
    • [名前] カラムでフォルダ名をダブルクリックして別の名前を入力して、Windows に表示されるフォルダ名を変更する。
    • [権限] フォルダで [読み取りおよび書き込み] をクリックして [読み取り専用] を選択することにより、このフォルダへの書き込みを制限する。これにより、フォルダにアイテムを追加できなくなります。

共有プロファイル

ミュージック、ドキュメント、ピクチャ、デスクトップ、削除されたファイルなどに対し、 macOS と Windows で同じフォルダーを使用するよう設定できます。たとえば、Documents フォルダーにファイルを保存すると、 macOS アプリケーションを使っていても、Windows アプリケーションを使っていても、ファイルは Documents フォルダーに保存されます。

この機能を有効にするには、[Mac ユーザーフォルダーを Windows と共有する] を選択します。

ご利用の macOS の デスクトップ書類ピクチャミュージックムービー、およびダウンロード のフォルダーは、対応する Windows フォルダーとマージされ、macOS のゴミ箱は Windows のごみ箱とマージされます。

一部のフォルダのみをマッピングする場合は、[構成] をクリックし、必要なフォルダを選択します。macOS のゴミ箱を Windows のごみ箱にマッピングするには、[Mac のゴミ箱と統合する] を選択します。

クラウドフォルダーを Windows と共有

iCloud、Dropbox、Google Drive をクラウドストレージとして macOS で使用している場合、これらのストレージの macOS フォルダーを Windows と簡単に共有することができます。共有を有効にすると、Windows 内部からこれらのサービスに保存したファイルをアップロード、ダウンロード、同期できるようになり、ハードディスクにファイルのコピーを作成する必要はありません。

macOS iCloud、Dropbox、Google Drive フォルダーを Windows と共有するには:

注:Parallels Desktop for Mac Pro Edition では、Dropbox for Business、Box および OneDrive for Business のフォルダを Windows と共有できます。

  1. macOS で iCloud、Dropbox、Google Drive をまだ設定していない場合、セットアップします。
  2. [クラウドフォルダを Windows と共有] を選択します。
  3. Windows にログインし、コンピュータを開きます。iCloud、Dropbox、Google Drive 用のフォルダは [お気に入り] セクションに表示されます。これらを使用して、ファイルをクラウドにアップロードしたり、クラウドからダウンロードしたりできます。

Share cloud storage

Mac のボリュームを Windows に割り当てる

USB ドライブなどの外部ストレージ デバイスをご利用の Mac に接続すると、macOS アプリケーションからコンテンツにアクセスできます。

自動的にストレージ デバイスおよびボリュームを Windows にマウントするよう Parallels Desktop で設定できます。そうすると、macOS と Windows の両方からコンテンツにアクセスできます。

以下のアイテムを Windows にマウントすることができます。

  • リムーバブルドライブ:USB ハード ディスクや USB フラッシュ ドライブなどの外部ストレージ デバイス。
  • CD/DVD ドライブ:CD 、DVD ドライブまたはマウントされたCD/DVD イメージ。
  • ネットワーク フォルダ:ネットワークで共有されるフォルダ。

これらのアイテムを自動的に Windows にマウントするには、Mac のボリュームを Windows に割り当てるを選択します。

ストレージ デバイスまたはボリュームを接続すると、ネットワーク ドライブとしてマウントされます。たとえば、ご利用の Mac に差し込まれた USB フラッシュ ドライブは、 macOS の /Volumes フォルダーおよび Windows の [マイコンピュータ] の両方からアクセスできます。

ドライブレターを共有フォルダーに割り当てる (Parallels Desktop for Mac Pro Edition と Business Edition でのみ利用できます)

ドライブレターを Windows と共有するすべての Mac フォルダーに割り当てるには、このオプションを選択します。Mac の共有フォルダーにレターがある場合、Windows の[ファイルエクスプローラー][ PC ]セクションに表示されるフォルダーなどに簡単にアクセスできます。

実行ファイルの作成を許可する(Parallels Desktop for Mac Pro Edition と Business Edition でのみ利用できます)

Windows と共有する Mac フォルダーで実行ファイルを作成するには、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合、新規作成されたファイルはすべて実行ファイルになります。

DOS 8.3 ファイル名を有効にする (Parallels Desktop for Mac Pro Edition と Business Edition でのみ利用できます)

Mac OS で作成されたファイルには DOC 8.3 の名前が付かず、そのようなファイルでは Windows アプリケーションが正常に動作しない場合があります。このオプションを使用して、Windows と共有している Mac フォルダーにあるファイル用に、追加の DOS 8.3 名を作成します。

Windows を共有する

VM_Configuration_Share Windows

オプション

説明

Mac から Windows フォルダーにアクセスする

Mac から Windows フォルダーへのアクセスを許可する場合にこのオプションを使用します。

OneDrive を Mac と共有する

Microsoft OneDrive を使用してクラウドにファイルを保存している場合は、OneDrive フォルダーを Mac OS と簡単に共有できます。共有すると、ハードディスクにファイルのコピーを作成することなく、Mac OS でOneDrive ファイルをアップロードまたはダウンロードできます。

注:OneDrive フォルダーを Mac OS と共有するには、Windows に OneDrive デスクトップアプリをインストールする必要があります。プリインストールされた OneDrive アプリでは、OneDrive フォルダーを共有できません。これは、このアプリがローカルディレクトリを作成せず、クラウドストレージと直接連携するためです。

Windows OneDrive フォルダーを OS と共有するには、次の手順に従います。

  1. OneDrive を Windows でまだセットアップしていない場合、まずセットアップします。
  2. [Mac から Windows フォルダへのアクセス] を選択し、[OneDrive を Mac と共有する] を選択します。
  3. Mac OS の Finder で、[Finder] > [環境設定] を選択し、[接続しているサーバー] を選択します。

選択すると、Microsoft OneDrive フォルダーが Mac OS デスクトップにハードディスクとして表示されます。これらを使用して、ファイルを OneDrive にアップロードしたり、OneDrive からダウンロードしたりできます。

注:これらの共有フォルダーが Mac OS デスクトップに表示され、これを使用して Mac OS からファイルをアップロードできるのは、Windows の実行中だけです。

Windows ネットワークドライブを Mac と共有(この機能は Parallels Desktop for Mac Pro Edition とBusiness Edition でのみ利用できます)。

選択すると、Windows のネットワークドライブに接続したときに、それらのドライブを Mac OS でも使用できるようになります。ドライブにアクセスするには、[Finder] サイドバー > [共有] セクションに移動し、仮想マシンの名前をクリックします。

Windows 接続ドライブを Mac と共有

選択すると、Windows に外部ドライブを接続したときに、それらのドライブを Mac OS でも使用できるようになります。ドライブにアクセスするには、[Finder] サイドバー > [共有] セクションに移動し、仮想マシンの名前をクリックします。