仮想ディスクと実ディスクのサポート

ここでは、Parallels 仮想マシンで使用できるディスクの種類の一覧を示し、これらのディスクで実行できる基本的な操作について説明します。

サポートされるハードディスクの種類

Parallels 仮想マシンでは、ハードディスクとして、仮想ハードディスクまたは Boot Camp パーティションのいずれかを使用できます。

仮想ハードディスク

仮想ハードディスクの容量は 100 MB ~ 2 TB の範囲で設定できます。

仮想ハードディスクには、 容量固定 フォーマットまたは 拡張可能 フォーマットを使用できます。

容量固定

容量固定仮想ハードディスクイメージファイルのサイズは固定されています。サイズは、ディスクの作成時に決定されます。

拡張可能

拡張可能仮想ハードディスクイメージファイルは当初は小さいサイズです。この種類のディスクは、ゲスト OS で仮想ハードディスクにアプリケーションやデータを追加することで、サイズが大きくなります。

仮想マシンの作成時には、ディスクは 拡張可能 フォーマットで作成されます。このディスクフォーマットは、 [仮想マシン構成] ダイアログボックスの [ハードディスク] ペインで変更できます。 容量固定 ハードディスクを仮想マシンに追加するには、ハードディスクを仮想マシンに追加するときに、 [拡張可能ディスク] オプションをオフにします。

分割ディスク

どちらのフォーマットの仮想ディスクも、単一ディスクまたは分割ディスクにすることが可能です。分割ディスクは 2 GB ずつに分けられますが、1 つの .hdd ファイルとして格納されます。

Boot Camp パーティション

Parallels Desktop では、Boot Camp の Windows XP、Windows Vista、または Windows 7 OS の使用方法として、ネイティブに (Boot Camp を使用して) ブートするか、仮想マシンで (Parallels Desktop を使用して) ブートするかを選択できます。Boot Camp の Windows パーティションは、Parallels 仮想マシンではブート可能ディスクまたはデータ ディスクとして使用できます。詳細については、「 仮想マシンでの Boot Camp パーティションの使用 」を参照してください。

: Boot Camp パーティションを使用する仮想マシンでは、スナップショットを作成したり、ロールバック モード オプションを使用したりすることはできません。

CD/DVD ディスクとそのイメージ

Parallels Desktop では、実 CD/DVD ディスクと CD/DVD ディスクのイメージにアクセスできます。

Parallels Desktop には、マルチセッション CD/DVD ディスクの使用に関する制限はありません。仮想マシンは、コピー保護ディスクに関する制限に関係なく、オーディオ CD を再生できます。

ホスト コンピュータに記録可能光学式ドライブがある場合は、それを使用して仮想マシンで CD または DVD ディスクを作成できます。

Parallels Desktop は、ISO、CUE、および CCD フォーマットの CD/DVD ディスク イメージをサポートします。

注: Mac OS X ディスクユーティリティで作成された DMG ディスクイメージも Parallels Desktop でサポートされています。この形式のイメージを作成する場合は、 読み取り専用 であること、 非圧縮 であること、およびイメージを暗号化していないことを確認してください。

フロッピー ディスクとフロッピー ディスク イメージ

Parallels Desktop では、次の 2 種類のフロッピー ディスクを使用できます。

  • 仮想マシンに接続された実フロッピー ディスク ドライブに挿入された実フロッピー ディスク。
  • 仮想マシンに接続された、拡張子が .fdd のフロッピー ディスク イメージファイル。

Parallels Desktop は、フロッピー ディスク イメージを実フロッピー ディスクと同様に扱います。Parallels Desktop は、拡張子が .fdd でサイズが 1.44 MB のフロッピー ディスク イメージファイルをサポートします。