Linux で Parallels Tools をテキスト モードでアップグレード/インストールする
Parallels Desktop にアップグレードした後、Linux 仮想マシンで X Server の起動に失敗することがあります。この問題を修正するには、Parallels Tools をテキスト モードでインストールする必要があります。
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仮想マシンを起動します。
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X Server の起動に失敗したというメッセージが表示されたら、Ctrl+Option+F1 (Ctrl+Alt+F1) キーを使用して別の仮想コンソールに切り替え、ログイン情報を入力します。
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[処理]
メニューの
[Parallels Tools のインストール]
を選択して、Parallels Tools ISO イメージを仮想マシンに接続します。
注:
[Parallels Tools のインストール]
オプションが灰色表示になっている場合、Parallels Tools をご使用のゲスト OS でインストールできることを確認してください。Parallels Tools でサポートされるゲスト OS の一覧を確認するには、『Parallels Desktop
ユーザー ガイド
』の「
Parallels Tools の概要
」を参照してください。
prl-tools-lin.iso
イメージ ファイルが仮想マシンの CD/DVD ドライブに接続されます。
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仮想マシンのコンソールで次のコマンドを入力して、
root
権限を取得します。
su
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次のコマンドを入力して、Parallels Tools CD イメージがマウントされているかどうかを確認します。
mount | grep iso9660
このコマンドを実行しても何も返されない場合、次の手順に進みます。
このコマンドが次のような内容を返した場合は、
/dev/cdrom on /media/cdrom type iso9660 (ro,exec,nosuid,nodev,uid=0)
次の手順をスキップして以降の手順に従います。
このコマンドが次のような内容を返した場合は、
/dev/cdrom on /media/cdrom type iso9660 (ro,noexec,nosuid,nodev,uid=0)
カッコ内に
noexec
オプションが存在するため、次のコマンドでディスクをアンマウントしてから次の手順に進む必要があります。
umount /dev/cdrom
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Parallels Tools インストール ディスク イメージをマウントするには、次のコマンドを入力します。
mount -o exec /dev/cdrom /media/cdrom
注:
/dev/cdrom
は仮想マシンの CD/DVD ドライブで、
/media/cdrom
はこのデバイスのマウント ポイントです。一部の Linux OS では、仮想 CD/DVD ドライブが
/dev/hdb
、マウント ポイントが
/mnt/cdrom
と表示される場合があります。Linux OS には CD/DVD ドライブ マウント ポイントがないものがあります。この場合、マウント ポイント ディレクトリを手動で作成する必要があります。
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インストール ディスク イメージをマウントしたら、次のコマンドでディレクトリを CD/DVD ドライブ ディレクトリに変更します。
cd /media/cdrom/
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CD/DVD ドライブ ディレクトリで、次のコマンドを入力して Parallels Tools のインストールを開始します。
./install
注:
このコマンドを実行するには、
root
権限が必要です。
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Parallels Tools インストーラの指示に従って、インストールを完了します。
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Parallels Tools のインストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。
Parallels Tools を Linux にインストールする場合の一般的な情報については、「
ゲスト Linux OS での Parallels Tools のインストール
」を参照してください。
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