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ユニバーサルスキャンの管理

スキャナーのリダイレクトによって、リモートデスクトップに接続しているユーザーや公開済みのアプリケーションにアクセスしているユーザーは、クライアントマシンに接続されたスキャナーを使用してスキャンを行うことができます。

ユニバーサルスキャンでは、TWAIN および WIA リダイレクトが使用されます。これにより、このどちらかのテクノロジーを備えたハードウェアを使用する任意のアプリケーションをクライアントデバイスに接続し、スキャンを行うことができます。ユニバーサルスキャンでは、サーバーにスキャナードライバーをインストールする必要がありません。ターミナル サーバーで現在使用されているユーザーやセッションの数に関係なく、1 つのスキャナーのみがサーバー上で示されます。

注意: ターミナルサーバーで WIA と TWAIN の両方のスキャンを有効にするには、 「デスクトップエクスペリエンス」 というサーバー機能が必要です。

ユニバーサルスキャンの構成にアクセスするには、RAS Console で [ユニバーサルスキャン] カテゴリーを選択します。

9.0.Universal Scanning.WIA.bmp

デフォルトでは、ユニバーサルスキャンドライバーは、ターミナルサーバー、VDI ゲスト、リモート PC エージェントとともに自動的にインストールされます。そのため、サーバーをファームに追加すると、ユニバーサルスキャンがインストールされます。

注意: ユニバーサルスキャンドライバーには、32 ビット版と 64 ビット版が用意されています。現在、32 ビットアプリケーションのみがサポートされています。

スキャナー名の変更パターンの構成

Parallels Remote Application Server では、デフォルトで、 %SCANNERNAME% for %USERNAME% by RAS というパターンを使用してスキャナー名が変更されます。たとえば、ローカルで SCANNER1 を設置しているユーザーである Lois が、リモートデスクトップまたは公開済みのアプリケーションに接続した場合、このユーザーのスキャナー名は "SCANNER1 for Lois by RAS" に変更されます。

スキャナーの名前変更パターンを変更するには、 [スキャナー名の変更パターン] 入力フィールドに新しいパターンを指定します。スキャナー名の変更で使用できる変数は次のとおりです。

  • %SCANNERNAME% - クライアント側のスキャナー名
  • %USERNAME% - サーバーに接続しているユーザーのユーザー名
  • %SESSIONID% - アクションセッションのセッション ID

サーバープロパティから、サーバーごとに異なるスキャナー名変更パターンを構成することもできます。

注意: リダイレクトされたスキャナーにアクセスできるのは、管理者と、スキャナーをリダイレクトしたユーザーのみです。

ユニバーサルスキャンサポートの有効化および無効化

特定のサーバーについて、WIA または TWAIN のユニバーサルスキャンサポートを有効または無効にするには、 [WIA] タブまたは [TWAIN] タブをクリックしてから、サーバーを右クリックし、コンテキストメニューで [有効] または [無効] をクリックします。