仮想マシンのバックアップ

ほとんどの人は、深刻なデータ損失を経験しない限り、定期的なデータのバックアップの必要性を真剣に考えることはありません。データの損失を防ぐため、独自のバックアップ戦略を作成する必要があります。仮想マシンは、物理コンピュータと同様に、クラッシュによってダメージを受けます。

以下のいくつかの方法を使用して仮想マシンをバックアップできます。

  • [仮想マシン構成] ダイアログ ボックスの [セキュリティ] ペインで、定期的なバックアップの設定を構成する。
  • Acronis Online Backup など、サードパーティのバックアップ ユーティリティを使用する。
  • 仮想マシン複製アシスタントを使用して仮想マシンを複製する。複製にわかりやすい名前を付けてバックアップ用の場所に保存する。
  • 仮想マシン ファイルを手動でコピーする。

定期的なバックアップを構成する

[仮想マシン構成] ダイアログ ボックスの [セキュリティ] ペインで、仮想マシンの定期的なバックアップ方法を選択できます。仮想マシンのスナップショットを作成する方法を設定できます。また、Time Machine を使用して仮想マシンをバックアップすることも選択できます。

Time Machine を使用して仮想マシンをバックアップする場合、仮想マシンの PVM ファイルは Mac OS に格納された他のファイルと一緒に自動的にバックアップされます。仮想ハードディスク ファイル (HDD) は仮想マシン バンドル ファイル (PVM) 内に格納されているため、結果的に、仮想マシンのハード ディスクに格納されたファイルもバックアップされます。

警告: Time Machine バックアップは、バックアップ中に Parallels 仮想マシンが停止またはサスペンドしている場合のみ、安全を保証します。

Windows ファイルの一部を復元するには:

  1. Finder 内 (Time Machine 内ではない) から、仮想マシンのファイル (PVM) のバックアップ コピーを、バックアップ ディスクから探します。
  2. ファイルを右クリックして、 [パッケージの内容を表示] を選択します。
  3. 仮想マシンの内容のウィンドウで、仮想ハード ディスク ファイル (HDD) (通常 <仮想マシン名>.hdd ) を右クリックし、 [このアプリケーションで開く] > [Parallels Mounter] を選択します。
  4. Parallels Mounter を使用して仮想マシンのハードディスクの内容を参照し、復元する必要があるファイルを探します。

サード パーティのバックアップ ユーティリティを使用する

サード パーティのバックアップ ユーティリティを必要に応じて使用できます。登録済みの Parallels Desktop ユーザーは、 Acronis Online Backup を使用し、Windows 仮想マシンをバックアップできます。

注意: Acronis は、ハードディスクとして Boot Camp を使用する仮想マシンのバックアップはサポートしていません。

仮想マシンを複製する

仮想マシン複製アシスタントを使用して、仮想マシンの完全な複製を作成できます。詳細については、「 仮想マシンの複製 」を参照してください。

仮想マシン ファイルのコピー

仮想マシンを Finder で検索し、仮想マシン ファイル (PVM) のバックアップ コピーを作成できます。

  1. Parallels Desktop コントロール センター (またはシャットダウンされている場合は仮想マシン ウィンドウ) で、仮想マシンの名前を右クリックし、コンテキスト メニューの [Finder に表示] を選択します。Finder で、仮想マシンが格納されたフォルダに移動します。
  2. 必要な仮想マシン PVM ファイルを検索します。

    注意: PVM ファイルは、仮想マシン構成ファイル (PVS)、仮想ハード ディスク ファイル (HDD)、およびその他のファイルを含むバンドルです。仮想マシン ファイルの詳細については、「 仮想マシンについて 」を参照してください。

  3. 仮想マシンの PVM ファイルを安全な場所にコピーします。